「 kinogu 」一覧

ペーパーコードのダイニングチェア

とっても久しぶりに相方のkinoguの仕事のことを書きます。ペーパーコードの椅子の座り心地の良さに惚れ込んでペーパーコードの椅子を作って世に広めたいと常々思っていながらも、職人本人の伝えるチカラのなさと控えめな性格ゆえの表に出る気持ちのなさでなかなかオーダーをいただくことのないペーパーコードの椅子。
今までいただいたオーダーは単品がほとんどで最大でもご家族単位でしたがありがたく作らせていただいておりました。

それが今回はお店の椅子全部というびっくりするような数であると同時に多くの方々の目にとまり丈夫さや品質を更に問われる場でご採用していただいたこと、傍で見守る立場の人間としてこんなに嬉しいことはなかったのです。

もちろんご近所さんのoasiさんだからこそkinoguのダイニングチェアを選んで下さったのだろうと思いますが、それでもoasiさんが気にいる姿かたち満足のいく仕様や丈夫さがあってこそだと思うのです。そんな仕事をさせてもらえてkinoguよかったねぇ、と思うのです。

家具工場のいち職人から独立し、仕事のあるときないときでいっつもドキドキそわそわしつつ顔だけはへらへらゆるゆると今までやってきました。収入の保証はなく(それはある意味勤め人でもかわらないですね)家族としては仕事のないときの不安ったらないのです。それでもやりたいように働けることはこんなにもいきいきと暮らせるんだなと。そしてこんなに嬉しいお仕事をたまーにご褒美のようにいただけるのだなと思うとたくさんドキドキはするけども君やっててよかったなぁと心の底からその思いが今あふれまくっています。

思いが募りすぎて綴りすぎましたが、ただ座り心地のいいペーパーコードの椅子です。oasiさんで美味しい料理を楽しむ時間が更に心地よく感じていただければ本望です。ぜひ。


2月のフィールドノートさん出展のお知らせ

寒い毎日ですが、この時期人気のあったかジャケットやパンツを縫う毎日。2月の後半に奈良のフィールドノートさんにまたまたお邪魔して、「kinoguとlinoguのニワ」やります。
kinoguアイテムやlinogu服を持ち込んで、フィールドノートさんのお店の中にまるで二人の庭に遊びに迷い込んだような一角を創りだせたらなぁ、と考えておりますです。


オーバルの鏡

本当に久しぶりですが、相方のkinoguさんのプロダクトをご紹介。

field noteさんで展示会をさせていただいたことで色んな楽しい出会いや出来事やチャレンジの機会に恵まれまして、とても沢山の素敵な経験をさせていただきました。中でもワタクシがとてもありがたかったのが相方の新しいプロダクトを見られたこと。普段の仕事の中ではなかなか進まない「自分のものづくり」に時間を使っている相方を見ると、そういう機会を与えてくださったfield noteさんはもちろんのこと、そんな環境や巡りあわせの中にいることにほんとに感謝しかありません。
とまぁガラにもなく感謝の言葉を書くと、周りが急にいい人みたいなこと言ってどうしたの調子悪いの?と驚くのでこれくらいにして、そのプロダクトをご紹介。

以前購入してずっとただぶら下げているアンティークの楕円の鏡枠があるのですが、これが鏡だったらなー、こんな鏡ほしいなーという呪文がやっと効いて出来上がったオーバルの鏡です。中にはナピュアミラーという特許つきの「綺麗に映る鏡」を使用。お肌を明るく美しく、本来の姿を映してくれます。

何よりもそのオーバルの優しい佇まいを見るだけで心がまぁるく柔らかくなるような…
ワタクシにはそんな効果をもたらしてくれる鏡です。



kinogu と linogu

やっとこさ怒涛の11月の最後のお知らせをお伝えする日がやってきました。

和歌山の小さなゆる~い素敵なカフェギャラリーで小さな展示販売をさせていだたきます。

ゆる~い扉さんの優しいふんわりした空気感を想いながらせっせと縫った、あったか服をいろいろ持っていきます。よろしければ覗きに来て下さいませね。


「村のヒュッテ」おはぎの会と菓子器

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「村のヒュッテ」まであと10日と迫ってきておりまして、おはぎの会にむけてkinoguとlinoguでそれぞれ新しいものを作っております。

kinoguさんが作った楢の菓子皿、煤竹の菓子切りはお菓子を引き立ててくれるようにとてもシンプル。宙に浮いて見えるよう下側の厚みを削ってすっきりとした菓子皿は、ナラを使っていて適度な重みがあって安定感があります。落ち着いた緻密な木目なので手触りもすべすべ。

菓子切りは河南町の竹屋さんから入手した煤竹を使っていて、囲炉裏の上で長年燻されて艶々の深い飴色に変化した表情に見惚れてしまいます。こんな良い色になるんですねぇ〜。

そして、リネン服を作っていてどうしても残ってしまうリネンのハギレで菓子切り入れをワタクシが制作。お向かいの陶工房飛鳥さんのアイディアを形にしたものです。リネンが上質なので、ちょっと良い感じのものが出来上がりましたよ。

これらのアイテム、菓子皿2、菓子切り2、菓子切り入れをセットにしたkinogu×linoguコラボのちょっとお買い得なセットを5つ限定でヒュッテにて販売いたします!

個別で単品購入できる分もありますので、お皿だけ…というのも大丈夫です。macokumaさんのおはぎとご一緒にいかがでしょう?

さてヒュッテ当日は、「おはぎの会」にご参加下さった皆様お一人お一人に、目の前で黒文字の枝を削って菓子切りを作らせていただきご提供いたします。削りたての爽やかで清々しい香気を放つ黒文字で、美味しいおはぎと山の秋を感じて下さいね。image

 


黒ペーパーコードのベンチ

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不思議なもので、一度オーダーを頂いたものは何の関わりもないところから再びオーダーを頂いたりして同じものを作ることがあったりします。先日kinogu さんはナチュラルカラーのペーパーコードで編んだベンチを作ったばかりなのですが、またまたベンチのオーダーを頂きました。今回は黒のコードでのリクエストです。

今回のオーダーは、ナラ無垢材に無色オイル塗装の枠x黒のペーパーコードという明暗がくっきりハッキリした色合いの組み合わせ。

木の持つ色そのままの枠にナチュラルカラーのペーパーコード…というのは本当に何というかナチュラルで安心、安定感があってそれはそれは生活空間に優しく馴染んでくれるのでとても気持ちいい組み合わせなのですが、ナチュラルx黒というのがこれまたカッコ良くてですね。ワタクシも大好きな組み合わせなのです。黒のコードといっても真っ黒ではなくチャコールグレーぐらいの黒なので、少しかすれたような色合いがとてもいい雰囲気。

もし自分がオーダー出来る立場になったらどうしよう…!多分決められません。決めることが出来ないので両方作ってもらっちゃいますね。ま、作ってもらえるなんてことはこの先ないと思いますけども。

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やっぱり新作家具をチェックせずにいられない我が家の黒犬は、撮影していると周りをうろうろ。匂いを嗅ぐふりをしながら鼻スタンプを押そうとするので、しないで、と言うとそんなつもりはないよとばかりに遠いところを見てごまかしてます。

 


ペーパーコードのベンチ

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オーダーをいただいてkinoguさんが制作したペーパーコードのベンチです。木枠はナラの無垢材にクリアカラーの塗装を施して、座面は日本製ペーパーコードでしっかりと編まれています。

塗装はエゴマ油と蜜蝋ベースの安全な材料を使ったもので、木を余分な塗膜で覆わず汚れや傷みなどから守ってくれます。ペーパーコードは撥水性を持たせて強く撚り合わせたしっかりしたもので、毛羽立ちが少なく撚りが強く表面の艶がしっかりあって、座り心地や質感が長持ちして丈夫なものを選んで使っています。

1つあると家のあちこちで使いまわせて便利なベンチ。座面が紙で、木枠は出来る限りシンプルに軽やかに組んであるので本体自体がとても軽く、家の中で移動するのも簡単。

ダイニングに、玄関に、ちょっとしたスペースに便利なベンチです。

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*10月15日(日)は通常オープンの予定でしたが、急用で臨時休業いたします。なにとぞご了承くださいますようよろしくお願いいたします。