Sarregueminesのオクトゴナルプレート

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縁のパール装飾が美しい陰影を生み出すオクトゴナル(八角形)プレート。

丸い窪みに置いたものを美しく囲む八角形のリムは、中に置いたものを静かに優しく包んで引きたててくれます。

こちらのサルグミンヌ(sarreguemines)窯のオクトゴナルは、バックスタンプのタイプから1920-1950年の間に作られたと思われる比較的新しいもの。

主に18世紀からフランスで作られていたオクトゴナルのプレートは、古いものはファイアンスフィーヌと呼ばれる陶器のもので、その性質ゆえに脆く、とても貴重で見かける機会が大変少ないです。

少し時代が進んで半陶半磁のテールドフェールが作られるようになるとオクトゴナルも沢山作られましたので、現代でも手に入りやすく状態も比較的美しい、日常使いできるヴィンテージとして人気があります。

今回入荷しましたのはこの半陶半磁のタイプで普段使いにも十分耐えられる良い状態のもの。とはいえこちらも既に50年くらいは時を経ているものであり、そういった古いものが持つ静かな佇まいを見ていると、この上に何を載せて楽しもうかとあれこれ想像が膨らみます。

来月にとても楽しみにしているテリーヌドショコラが届くので、ワタクシの場合はそれを一番最初に載せたいと思います。

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