ペーパーコードのダイニングチェア

とっても久しぶりに相方のkinoguの仕事のことを書きます。ペーパーコードの椅子の座り心地の良さに惚れ込んでペーパーコードの椅子を作って世に広めたいと常々思っていながらも、職人本人の伝えるチカラのなさと控えめな性格ゆえの表に出る気持ちのなさでなかなかオーダーをいただくことのないペーパーコードの椅子。
今までいただいたオーダーは単品がほとんどで最大でもご家族単位でしたがありがたく作らせていただいておりました。

それが今回はお店の椅子全部というびっくりするような数であると同時に多くの方々の目にとまり丈夫さや品質を更に問われる場でご採用していただいたこと、傍で見守る立場の人間としてこんなに嬉しいことはなかったのです。

もちろんご近所さんのoasiさんだからこそkinoguのダイニングチェアを選んで下さったのだろうと思いますが、それでもoasiさんが気にいる姿かたち満足のいく仕様や丈夫さがあってこそだと思うのです。そんな仕事をさせてもらえてkinoguよかったねぇ、と思うのです。

家具工場のいち職人から独立し、仕事のあるときないときでいっつもドキドキそわそわしつつ顔だけはへらへらゆるゆると今までやってきました。収入の保証はなく(それはある意味勤め人でもかわらないですね)家族としては仕事のないときの不安ったらないのです。それでもやりたいように働けることはこんなにもいきいきと暮らせるんだなと。そしてこんなに嬉しいお仕事をたまーにご褒美のようにいただけるのだなと思うとたくさんドキドキはするけども君やっててよかったなぁと心の底からその思いが今あふれまくっています。

思いが募りすぎて綴りすぎましたが、ただ座り心地のいいペーパーコードの椅子です。oasiさんで美味しい料理を楽しむ時間が更に心地よく感じていただければ本望です。ぜひ。